産業が発展し、都市が新しく変貌を遂げるにつれ、塗装に寄せられる期待はますます高まってきています。そうしたニーズに対し、乃一は優れた技術力と豊富な実績でフレキシブルに応えてきた企業。コーティング業務は、今や単に色を塗るというだけでなく、建築物に関するさまざまな業務へと広がりをみせています。建築塗装工事をはじめ工場プラント塗装、建材電着塗装、防水工事、シーリング工事、各種リフォーム工事など…。乃一はよりトータルなサービスを提供することによって、コーティング業務の新たな可能性を追及しています。
以前、建物の健康状態を細部にわたって調査することは、人間の経験や勘に頼らざるを得ない部分がありました。しかし、現在では、赤外線カメラ診断装置によって、建物の老朽化かどのくらい進んでいるかの判断を下すことか可能になってきています。乃一では、この赤外線カメラ診断装置と独自のノウハウをフルに発揮して調査を実施、集合住宅やオフィスビルといった建物を的確に診断し、高い評価をうけています。建物の傷み具合はどうか、修理はいつ、どのように行ったらいいか。また、修理する空間のプランニングから設計、施工、外観やインテリアのカラープランまで、乃一はトータルなコンサルティング業務で住空間を幅広くサポートしています．
表情のある建築物、気待ちのいい空間を創るのに欠かせないカラーリング。色の選択、色のコーディネートひとつで、建物や空間のイメージは驚くほど変わります。乃一ではこうした「色」に関する可能性を追及し、オリジナリティに富んだ提案に力を入れていくため、カラー事業部を設立。建築物のカラープランからデザイン、CIの企画、カラーコンサルティングを行っています。乃一では、塗装というワクに捕らわれない自由な発想で、「色」そのものか待つ豊かな可能性を引き出してきています。
インテリア空間のなかで最も多くのスペースをとる壁面。それたけに最近では壁面そのものをアートとして装飾する「デコレイティプ・ペインティング」が注目を集めています。たとえば、本物の大理石のような仕上げ（マーブリング）を行うフォーフィニッシュ、布やスポンジでわざとムラや汚れを作るグレージング、壁面にさまざまな壁面をペインティングするトロンプロイユ（だまし絵）など。イタリア生まれの塗科と技術を駆使した「描く壁」づくりは今、大きな可能性を秘めているといっていいでしょう。こうしたイタリアの塗科と技術を積極的に日本に紹介し、各種のクリエイティブな塗装の施工手がけている技術かデコーロ。乃一は、このデコーロ社と提携し「デコーロ事業部」をスタート。デコーロ社を通じ、イタリアのセテフ社からすぐれた塗科を直輸入することによって、店舗や施設のクリエイティブな塗装に着手しています。商業空間はもちろん住空間にも個性や高級感が求められる時代、今後、デコレイティブ・ペインティングに対するニーズはますます高まってくると予想されます。