挨拶
 
勝山正昭 当組合は昭和27年4月「中部ビニール生地卸商協会」として誕生し、昭和47年7月には「中部ビニールレザー卸協会」と大同団結して「中部ビニール商業組合」となり、昭和49年5月には法人組織として『中部ビニール卸協同組合』に改組し、今日に至っております。
当組合では60年の永きに亘って塩化ビニール樹脂を中心として、プラスチックスのフィルム素材及び加工製品を鞄袋物や履物と云った生活用品から、文具・家具・建材及び農業用から自動車産業用、そしてスポーツ・レジャー製品や健康・医療機器と云った分野にまで本当にあらゆる業界に供給して参りました。
又、流通を担う卸売業者として市場の開拓や製品の開発及び、それら商品の普及・宣伝にも注力して参りました。
お蔭様でその利便性・耐久性そして加工性の良さや軽くて使い易さ等をご理解いただき、幅広く使っていただき今や豊な日常生活を築くため、又、産業の発展に欠くことの出来ない必需品としてお役に立っております。
尚1997〜8年頃、塩化ビニール樹脂を燃やすとダイオキシンが出るとして「塩ビバッシング」が起こりました。そして「塩ビ忌避」の流れの中対応に相当の時とエネルギーを費やしましたが、2012〜3年頃にようやくご理解頂きその流れは止まりましたものの大きく需要を減らしました。
そこで塩化ビニール樹脂の特長を新たに引き出し、再度PRする必要があるとして、塩化ビニール樹脂業界の川上〜川下が一体となって四者会(塩ビ工業・環境協会・日本ビニール工業会・日本ビニール商業連合会・プラスチック製品加工協同組合)を結成して「塩ビものづくりコンテスト」を開催する事となりました。すでに3回開催され、2014年に4回目を企画しております。またそれら応募作品の商品化にも注力して行くつもりです。
又当組合では、今後組合員各社の更なる研鑚と結束を強化して“時代の変化”“ニーズの多様化”に対応した、塩化ビニール樹脂を始め各種プラスチックスのフィルム素材及び加工製品の開発・流通に努めてまいる所存であります。
また、『循環型社会』の実現の必要性からもより一層の「リユース」「リサイクル」に力を入れ、その一翼をも是非担っていきたいと考えております。
尚このホームページは当組合の「50周年記念事業」の一環として開設をいたしました。そして60周年を迎えたのを機にリニューアル致しました。
今後は、このホームページを通して皆様へ情報のご提供等を行い、ご理解とご関心を深めて頂くツールとして活用してまいりますので何卒宜しくお願申し上げます。
中部ビニール卸協同組合  理事長 勝山 正昭