王様を食べよう トップページに戻る

   いかなご

いかなご(玉筋魚)【イカナゴ科】

春採り新子(こうなご)の写真です  全長15〜25cmで体は細長く背は褐色、腹側は銀白色の海産魚です。日本各地に分布し、夏には砂の中に潜って休眠するという面白い魚です。
 春を告げるいかなご漁は2月中旬から始まり、4月中旬で終わる短期の漁で、この時期に獲れる3cm前後の幼魚は「新子」と言われ、最も美味しいものです。
 このいかなご、呼び名も興味深く加工の状態によって名前が変わるんです。
 生の親いかなごは当然いかなごで、この幼魚が新子、この新子をボイルしたものを釜揚げ、新子をボイルし乾燥させたものをかなぎちりめん〔わが愛知県では小女子(こうなご)〕と呼んでいます。

 『ねえ、こうなご(小女子)ってシラス干しやちりめんじゃこと同じものなんでしょ?』

 『いいえ、違うんですよ。こうなごの親魚はいかなごでしたよね。
シラス干しやちりめんじゃこの親魚は、鰯です。
関東では、一般的にいかなごの稚魚をこうなごと呼ぶようですよ。』

 地方によって呼び名は異なるようですが、その栄養価は優れていて、血液の流れを良くするEPA(エイコサペンタエン酸)は可食部100g中454mg、また脳を活発にするDHA(ドコサヘキサエン酸)は可食部100g中615mg、つまり血液のコレステロールを低下し、血圧を下げ血栓症を予防するなど、成人病の予防に充分効果があるのです。
 特に、DHAは魚だけに含まれている不飽和脂肪酸なのです。
 さあ、この豊かな海の恵みの王様を美味しくいただく特選レシピをご紹介しましょう。

小女子の辛味炒め料理の写真です  手軽に調理でき、カルシウム豊富な嬉しい食材です。
 あなたの食卓に王様の一品をどうぞ!

材 料(4人分)
小女子・・・・・・・60g         しょうゆ・・・・・・大さじ2
にんにく・・・・・・1片
ししとう・・・・・・・1/2パック     みりん・・・・・・・大さじ1
赤唐辛子・・・・・1本
ごま油・・・・・・・大さじ2       砂 糖・・・・・・・小さじ1
  作り方

  1. にんにくは薄切りにし、ししとうは縦半分に切る。赤唐辛子は斜めの小口切りにする。
  2. 鍋にごま油を熱し、にんにく、赤唐辛子を炒める。
  3. 香りが出たら小女子、ししとうを加えて炒め、しょうゆ、みりん、砂糖で調味する。
  資料提供 東信水産(株)

焼き小女子の商品写真です  新鮮なものをなまで頂くのがやはり素材の持ち味を充分賞味出来ることは言うまでも有りませんが、佃煮にして頂くのもまた美味しいものです。
 明石の季節料理「いかなごの釘煮」は良く知られていますが、家庭で作る時間のない方にお奨めなのがこの商品です。
 これは、仲卸で取り扱っているもので、小女子を田作りのように煎り煮にして甘辛く味付けしてあるものです。
 田作りほど苦味は無く生臭さも殆ど有りません。噛むほどに口中を潮の香りで満たしてくれるようです。  
 お酒の肴に又、お弁当のひと品に添えて、いち早く待ちわびる春を味わってみてはいかがでしょうか。

トップページに戻る