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県内中小企業景況天気図

県内中小企業景況天気図 2016年度

2016年10月分~広がる格差

概況

《全国》

内閣府が11月9日に発表した10月の景気ウォッチャー調査によると、街角の景況感を示す現状判断指数は前月比1.4ポイント上昇の46.2ポイントとなった。先行き不安はみられるが、受注量の増加や天候の安定等から、総合すると、「景気は、持ち直している。先行きについては、一部には燃料価格などコストの上昇等への懸念があるものの、受注や求人増加の継続等への期待がみられる」とまとめられる。

《愛知県》

こうした中で行われた本会の調査では、製造業の雇用人員5.9ポイント増加した。しかし、売上高は7.8ポイント、在庫数量は5.9ポイント、収益状況は9.8ポイント、資金繰りは1.9ポイント、設備操業度は5.9ポイント、景況感は2.0ポイント悪化した。販売価格と取引条件は不変だった。

 

また、非製造業の販売価格は3.2ポイント、取引条件は3.2ポイント、景況感は4.9ポイント増加した。しかし、売上高は1.6ポイント、在庫数量は3.3ポイント、雇用人員は1.6ポイント悪化した。収益状況と資金繰りは不変だった。

 

全国的には天候不順の影響は落ち着いてきているが、愛知県では影響が続いているとの声がある。原材料の高値や円高等により厳しい状況で、先行き不透明感が強い。また、大企業と中小企業の格差が広がっている。

前年同月との比較

《凡例》

好転

+30≦DI

好転

やや好転

+10≦DI<+30

やや好転

変わらず

-10<DI<+10

変わらず

やや悪化

-30<DI≦-10

やや悪化

悪化

DI≦-30

悪化

売上高 在庫数量 販売価格 取引条件 収益状況 資金繰り 操業度 雇用人員 景況
製造業 やや悪化 変わらず やや悪化 変わらず やや悪化 変わらず やや悪化 変わらず 悪化
非製造業 変わらず 変わらず 変わらず 変わらず やや悪化 やや悪化 変わらず やや悪化

《売上高D.I.》

全産業では前年同月に比べ△26.8ポイント(△22.3)となった。産業別にみると、製造業では△29.4ポイント(△21.6)となり、非製造業では△24.6ポイント(△23.0)となった。うち、業種別にみると、プラスポイントは該当なし。マイナスポイントでは、食料品、木材・木製品、電気機器△100.0ポイント、輸送機器△66.7ポイント、その他非製造業△50.0ポイントが目立った。

《収益状況D.I.》

全産業では前年同月に比べ△24.1ポイント(△19.6)となった。産業別にみると、製造業では△29.4ポイント(△19.6)となり、非製造業では△19.7ポイント(△19.7)となった。うち、業種別にみると、プラスポイントは該当なし。マイナスポイントでは、輸送機器△66.7ポイント、食料品、木材・木製品、出版・印刷、化学・ゴム、電気機器、その他非製造業△50.0ポイント、繊維工業△37.5ポイントが目立った。

《業界の景況D.I.》

全産業では前年同月に比べ△27.7ポイント(△29.5)となった。産業別にみると、製造業では△35.3ポイント(△33.3)となり、非製造業では△21.3ポイント(△26.2)となった。うち、業種別にみると、プラスポイントは該当なし。マイナスポイントでは、食料品△75.0ポイント、輸送機器△66.7ポイント、繊維工業、木材・木製品、紙・紙加工品、電気機器、運輸業、その他非製造業△50.0ポイントが目立った。

※ ( )は、先月の前年同月比のD.I.値

景況の推移グラフ

業界レポート

《製造業》

【愛知県製麺工業(協)】

天候不順により業況が悪化している。悪化原因が天候だけなのか、他に原因があるのか、非常に困惑している状況。

【愛知県撚糸(工)】

10月より最低賃金の引上げ、原材料の高値、消費の低迷等厳しい状況である。製造業としてコストをしっかり見直す必要がある。

【中日本段ボール(工)】

稼働日は昨年より1日少ないが、全体的にはカバーした状況で推移。天候不順により青果物の生育が悪く、数量に影響が出ている。また、大手と中小との格差が広がっており、今後懸念される。

《非製造業》

【全名青果事業(協)】

野菜は9月の天候不順の影響によりほとんどの品目で平年を下回る入荷となり、価格は高い水準となった。11月以降卸売価格は入荷量の平準化により安くなる見込みである。

【西三河中部自動車(協)】

10月に入り安定した仕事となっているが、先行きは不透明である。

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