あいちの伝統的工芸品

有松・鳴海絞〜「絞りの技と心」を伝えて

有松・鳴海絞

 華やかな中にも素朴で慎み深い味わいを秘めた有松・鳴海絞。

 数百年の歴史に培われた確かな枝術・技法と、いたずらに流行を追うことのない洗練されたデザインは、現代に生きる人々の心をとらえ、豊かな暮らしの演出におおいに役立っています。着物、帯、服地は言うに及ばず、インテリアとしても愛用されている有松・鳴海絞。

 その高度に完成された絞りの美しさを、永遠に保存すべく、業界では工業組合を中心に、後継者育成のためマンツーマン指導の教室を開くなど不断の努力を重ねています。

 そして、有松・鳴海絞の中核をなす伝統工芸士は、今日も黙々と造り続けています。

特徴
 絞り染めの生産額は「京鹿の子絞」が全国第1位であるが、木綿絞に限ると 90%以上のシェアを占めている。したがって、有松・鳴海絞は浴衣地が有名である。
  • 京鹿の子染…絹織物
  • 有松・鳴海絞…絹、綿織物
 「括り」の技法は蜘蛛絞、嵐絞、雪花絞など百種類に及ぶ。
伝統的に使用されてきた原材料
  1. 生地は、絹織物または綿織物とすること
  2. くくり糸は、綿糸、絹糸または麻糸とすること
製造される地域
名古屋市、岡崎市、一宮市、半田市、刈谷市、安城市、東海市、知立市、豊明市
知多郡東浦町及び南知多町
西加茂郡三好町
伝統的工芸品指定年月日
第3次指定 昭和50年9月4日
業者数及び従業者数
51企業、344人
主な製品名
着尺、訪問着、浴衣、ネクタイ、ハンカチ他
産地組合名
愛知県絞商工協同組合
〒458-0924 名古屋市緑区有松3008番地
TEL: 052-621-0111
FAX: 052-621-6051