愛知県額田郡 幸田中学校


スケジュール
着付け授業:平成14年9月9日(月)〜12月16日(月)
週1時間×12回を2クラス
文化祭:平成14年11月5日(火)
内容
浴衣の着付け
ミニファッションショー(文化祭)
講師
山野流着装教室(鈴木美春グループ)
問合せ先
額田郡幸田町大字久保田字上ノ山11
 TEL:0564-62-3674

幸田中学校

 幸田町立幸田中学校は西三河地方にあり、愛知県のほぼ中央の南部に位置します。隣町(安城市)の森下先生と一緒に、この幸田中学校で2学期の間(9月〜12月)8時間(50分授業で8回)ほどの授業でしたが、浴衣の着付け授業を担当する機会を得ました。11月のはじめに開催される「幸中文化祭」にも何らかの形で生かせればと、家庭科の先生からお話があり、「ミニファッションショー」を行うことにしました。浴衣の着付けを披露すること、振袖などを着て舞台に立つことなどを授業の中で生徒さんに話したところ、最初は不安と恥ずかしさを感じていたようでしたが、練習を重ねていくうちに少しずつ自信が持てるようになり、出演を楽しみにする子たちも出てくるほどでした。ショーに先立ち、多くの先生方からの助言や、支部のバックアップをいただきました。

ファッションショー1

 当日は舞台上の彼女たちに、会場から「きれいー」「かわいーい、ステキ」など黄色い声援も飛び出すなど、文化祭のフィナーレを飾るにふさわしい素晴らしいショーになりました。参加した生徒、先生、スタッフも大満足で、校長先生からも「よく短い練習時間であれほどまでにできましたね」と賞賛の言葉をいただきました。

ファッションショー2

 この3ヶ月間は、私にはすべてが初めてのことばかりで、反省点も多々ありましたが、担当の内田先生、森下先生のよきアドバイスとご協力によって無事終えることができました。心より感謝しています。

 最後の授業で、ある生徒さんから「先生、お正月には着物を着ることにしました。お母さんがそう言ってくれたから」と話してくれました。「着物が大好き」と言ってくれる人が一人でも増えたことで、この3ヶ月間の不安や悩みが一気に吹き消された思いがして、胸に熱いものを感じてしまいました。

鈴木美春(講師)



生徒さんの感想から

授業風景

文化祭の当日
ステージ前の緊張(?)の表情

 ファッションショーに出る前は、やりたくないなぁと思ったけれど、今は、出てよかったなぁと思っています。振袖はゆかたとは全然ちがっていて、えりがたくさんあったり、おびの巻き方や、おびひもがあったり、着る順番を学ぶことができました。かみの毛も、肩にはついてはいけなくて、結んでもらって、すごくうれしかったです。


 初めてゆかたを着付けてもらったとき、名前がたくさんあってやる事も多かったから「覚えられない(汗)」と不安ばかりだったけど、ファッションショーが近づいてくるころには1人でもきちんと着られるようになっててびっくりした。


 私はふりそでをきることができて「キレイ」になる気分を味わえることができました。当然ふりそでをきるのははじめてなので、似あうかどうかしんぱいだったけど、きれいに着せてもらって、かみの毛もきれいにセットしてもらってとても可愛くなれた気がしました。



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