走行モード        
 ガス成分 昭和48年規制 昭和50年規制 昭和51年規制 昭和53年規制
 10モード排出ガス
(g/km)
一酸化炭素(CO) 26.0    2.70 2.70    2.70
炭化水素(HC) 3.80    0.39  0.39    0.39
窒素酸化物(NOx) 3.00    1.60   0.84/1.20    0.48
 11モード排出ガス
(g/test)
一酸化炭素(CO)  ---    85.0 85.0    85.0
炭化水素(HC)  ---    9.50 9.50    9.50
窒素酸化物(NOx)  ---    11.0 8.00/9.00    6.00
 アイドリング時の排出ガス濃度 一酸化炭素(CO)        4.5%  4.5%    4.5%
炭化水素(HC)       1200 ppm 1200 ppm 1200 ppm

<排出ガス規制の経過>

自動車排出ガス規制は、アメリカ・カリフォルニア州が1962年に実施したのが世界で最初の規制です。
日本でも、昭和40年に東京で排出ガスに起因すると思われる症状が発生し、調査付近一帯が一酸化炭素で汚染されていることがわかり、大きな社会問題となり、このことが排出ガス規制を実施する発端となりました。

この地方では排出ガスの試験機関がなかったので、日本外国自動車輸入整備協同組合が昭和63年に日本自動車輸送技術協会の中部出張試験場として委託認可され今日に至ります。

 AIA四日市試験場で行っている排ガス試験は、昭和48年から始まり、年追って強化されてきた排ガス規制値に適応しているかを、シャシダイナモ上で試験を行っています。四日市では、乗用車/車両総重量2.5トン以下の貨物車の試験を行っています。

 

<昭和48年〜昭和53年規制値>