『一見すると どこにでもあるような見分けがつかない道具たちですが
木型を造る上で 木型独自の使い方や珍しい道具たちの一端を
ご紹介いたします。』
                (順次 差替えながらご紹介をさせて頂きます。)
 
1 平ノミ 2 叩きノミ 3 丸ノミ 4 平すくいノミ 5 こてすくいノミ
6 平レンゲノミ・こてノミ 7 丸レンゲノミ 8 平かんな 9 外丸かんな 10 内丸かんな
11 きわかんな(右・左) 12 小かんな 13 台直しかんな 14 のこぎり 15 かなづち
 


1 平ノミ

平らな箇所を削るノミです。
似たようなもので「たたきノミ」が有りますがこのノミはたたくので無く、突くように使います。

←18年位使いこむとノミの刃もこんな風になってしまいます。
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2 叩きノミ

平ノミに少し似ていますがこちらは「かなづち」でたたいて削ります。
型の荒どり、だぼ 穴等を空けるのに使います。
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3 丸ノミ

丸い箇所を削ったり 荒どりをするときに使用するノミです。
広い平らな面を削る時 小さい丸の刃で削っておき順に大きな丸に変えて徐々に平らにします。
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4 平すくいノミ

平らな面に凹んだ所を削る時などに使うノミです。
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5 こてすくいノミ

平すくいノミ等が入らない(型に当たる等)時に使います。
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6 平レンゲノミ・こてノミ

溝のそこなどの平らな面を削るのに使います。

←左8本が平レンゲノミ
  右2本がこてノミ
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7 丸レンゲノミ

溝のそこなどの丸い面を削るのに使います。
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8 平かんな

良く知られているかんなです。板の平らを出すための道具です。
荒削り 中削り 仕上げ削りの三種類が基本です。
特殊なもので「こぐちかんな」が有ります。
*「こぐち」とは、木の年輪の見える面のことです

←左より 荒削り 中削り 仕上げ こぐちかんなです。
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9 外丸かんな

広い丸い面(かまぼこ型)を削るかんなです。
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10 内丸かんな

広い丸い凹んだ面を削るかんなです。
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11 きわかんな(右、左)

凹んだ角などを削る(平かんなの刃が届かない箇所)かんなです。

←上は右側用  下は左側用です。
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12 小かんな

上記で説明したかんなの小さいものです。 
細かい作業をするのにとても役に立ちます。
時には自分でカンナを加工して使いやすくする時もあります。手の中に入ってしまう大きさの物が多いです。
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13 台直しかんな

かんなの台の平らを出すためのかんなです。
かんなの修理に使います。
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14 のこぎり

良く知られている道具です。
両刃のこは 縦目引き・横目引きと役目が分かれています。
縦目は、木目に沿って切ること、横目は木目に直角に切ることです。

←上より片刃ノコ  中 片刃ノコ 下 両刃ノコ
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15 かなづち

言わずと知れた、くぎ等を打ち込む道具です。
かなづちの頭は、平らな面と膨らんだ面があり
通常は平らな面で打ち最後に膨らんだ面で打ちこみます。
←写真左側が平らな面  右側が膨らんでいます。
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