瀬戸石膏型組合


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石膏型の歴史


植木鉢木型(明治)
植木鉢木型(明治)

 わが国での石膏型を使って成型する鋳込み製法は、120年前に開催されたウィーンの大博覧会に、納富介次郎と川原忠太郎が渡航したことに始まる。

 2人は同地の工場に住み込んで、塑像や石膏などの製陶技術を修得した。翌年にはフランスに移り、各地の製陶を視察して帰朝する。

 その後、東京の山下門内博物館で、全国の青年陶工に、石膏鋳込み・匣鉢・皿などの製造技術を伝授した。

 明治8年になると川本枡吉は、東京の川本富太郎を瀬戸に招き、石膏型使用による成型法を普及させた。

 これにより、精巧な輸出製品が量産できるようになった。現在では、各種食器・ノベルティ(玩具)・電磁器・セラミック・工業用型・ガラス鋳造型・陶芸型など、多くの石膏型が瀬戸で製造されている。

 明治末、型技術が導入されるや急激に生産増大し型の需要が増してゆく。

 戦後、東インド会社からノベルティーの受注により人形、置物など生産に伴い原型、製型、絵付けなど分業により専門の技術者が数多く生まれた。

(瀬戸市歴史民俗資料館蔵)

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