岡崎は、全国に名高い石職人のまち。いまからおよそ350年前、家康の祖父にあたる松平清康が岡崎城を築城した際、和泉の国(現在の大阪府の西側)から石職人を招き定住させました。これが岡崎の石の歴史の始まりです。その後、彫刻に適した「ねばりのある硬い、良質なみかげ石」がこの地で産出されることから、さまざまな石製品が生み出され、岡崎は全国の石製品の供給地として発展しました。
●岡崎の採石風景
わたしたち「みかげ町 石の組合」は、産地岡崎でもっとも永い歴史を持つ組合(岡崎石製品工業協同組合)です。つくる石職人が集い現在でも、さまざまな石製品づくりに取り組んでいます。ひとりひとりのご要望に合わせ、ていねいで精緻な加工と人の手ならではの味わい。機械加工が主流を占める現在にあっても、職人の技は、ほんものを求める全国の皆様に愛され続けています。どうぞ、皆様の個性的な風景づくりに、わたしたち「岡崎みかげ町の組合」各店の匠をお役立ていただければ幸いです。
●石彫風景