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県内中小企業景況天気図

県内中小企業景況天気図 2016年度

2016年4月分~不透明感の増大

概況

《全国》

街角の景況感を示す現状判断指数は前月比1.9ポイント低下の43.5ポイントとなった。観光需要やマイナス金利等への期待がみられるものの、円高や株安、増税に不安感がみられることから、総合すると、「景気は、消費動向等への懸念に加え、熊本地震によるマインド面の下押しもあり、引き続き弱さがみられる。先行きについては、観光需要や設備投資増加への期待等がある一方、熊本地震に伴う先行き懸念が多く表明されていることから、今後の動向が、企業、家計のマインド等に与える影響に留意する必要がある」とまとめられる。

《愛知県》

こうした中で行われた本会の調査では、製造業の在庫数量は3.9ポイント、収益状況は2.0ポイント、資金繰りは5.9ポイント、設備操業度は2.0ポイント増加した。しかし、売上高は7.9ポイント、販売価格は5.9ポイント、取引条件は5.9ポイント、雇用人員5.9ポイント、景況感は3.9ポイント悪化した。

また、非製造業の売上高は1.6ポイント、取引条件は4.9ポイント、雇用人員は11.5ポイント、景況感は6.6ポイント増加した。しかし、在庫数量は1.7ポイント、販売価格は1.6ポイント、収益状況は8.2ポイント悪化した。資金繰りは不変だった。

景況は製造業と非製造業でほぼ差がなかった前月とは異なり、今月は差が広がった。熊本地震の影響に加えて自動車の燃費データ不正問題の影響が出始めてきており、今後も動向を注視していく必要がある。

前年同月との比較

《凡例》

好転

+30≦DI

好転

やや好転

+10≦DI<+30

やや好転

変わらず

-10<DI<+10

変わらず

やや悪化

-30<DI≦-10

やや悪化

悪化

DI≦-30

悪化

売上高 在庫数量 販売価格 取引条件 収益状況 資金繰り 操業度 雇用人員 景況
製造業 やや悪化 やや悪化 変わらず 変わらず やや悪化 変わらず やや悪化 変わらず やや悪化
非製造業 やや悪化 変わらず 変わらず 変わらず やや悪化 やや悪化 変わらず やや悪化

《売上高D.I.》

全産業では前年同月に比べ△17.9ポイント(△15.2)となった。産業別にみると、製造業では△21.6ポイント(△13.7)となり、非製造業では△14.8ポイント(△16.4)となった。うち、業種別にみると、プラスポイントでは、木材・木製品、紙・紙加工品50.0ポイント、一般機器、商店街14.3ポイントが目立った。マイナスポイントでは、その他製造業△80.0ポイント、食料品、化学・ゴム、電気機器△50.0ポイント、小売業△41.7ポイントが目立った。

《収益状況D.I.》

全産業では前年同月に比べ△22.3ポイント(△18.8)となった。産業別にみると、製造業では△19.6ポイント(△21.6)となり、非製造業では△24.6ポイント(△16.4)となった。うち、業種別にみると、プラスポイントでは、木材・木製品50.0ポイント、一般機器14.3ポイントが目立った。マイナスポイントでは、輸送機器△66.7ポイント、その他製造業△60.0ポイント、紙・紙加工品、化学・ゴム△50.0ポイントが目立った。

《業界の景況D.I.》

全産業では前年同月に比べ△23.2ポイント(△25.0)となった。産業別にみると、製造業では△29.4ポイント(△25.5)となり、非製造業では△18.0ポイント(△24.6)となった。うち、業種別にみると、プラスポイントでは、サービス業9.1ポイントが目立った。マイナスポイントでは、輸送機器△100.0ポイント、その他製造業△60.0ポイント、食料品、紙・紙加工品、化学・ゴム△50.0ポイントが目立った。

※ ( )は、先月の前年同月比のD.I.値

景況の推移グラフ

業界レポート

《製造業》

【中日本段ボール(工)】

4月の荷動きは、前半は低調に推移、ゴールデンウィークを控えた後半は若干持ち直しがみられたが、総じて低調気味であった。価格面では日経市況シート価格が下方修正された影響が散見される。

【愛知県高圧ガス(協)】

熊本県地震の被害によるトヨタの生産減に加えて三菱自動車の不祥事もあり、当地区自動車関連企業への打撃は大きい。生産減に伴うガス及びガス関連商品出荷への影響は避けられない。

【旭機械工業(協)】

三菱自動車の問題や円高への振れが今後の市場に与える影響が大きいことから、顧客においての設備投資には慎重論が増加している。

《非製造業》

【名古屋市南部食鶏加工(協)】

若鶏の最大産地である九州。熊本地震で交通が分断され、一時商品の入荷が滞り影響を受けたが、消費の低迷の為、大きなダメージを受けなかった。

【愛知中央トラック事業(協)】

4月も引き続き業況は昨年並みであった。熊本震災の影響によるトヨタの生産調整があったが、影響は軽微であった。今後、三菱の影響が大きく現れると思われ、どの程度となるかが懸念される。軽自動車以外にも当然影響があるだろう。

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