木型の興り  型が必要 匠の技 木型の種類 木型とは(例・花器) 木型製作(手加工) 木型製作(機械加工)

木型とは
ここでは具体的に鋳造品の花器で木型をご説明いたします。

花器(鋳造品)の完成品です。

この花器を作るには
木型が9個必要です。


型は大まかには
主型(おもがた)と
芯取の2種類があります。→
『主型』(おもがた)と呼ばれる木型です。
製品の本体となる形を作ります。
芯取が入る主型(おもがた)には巾木(はばき)と云う芯取を固定する場所に作ったりもします。

左 製品   右 主型(おもがた)
主型(おもがた)は製品の形によっては分割出来るように製作します。
製品がどうしても上手く二つに割れないときに分割する事が多いです。
*砂型から抜けないとき
『芯取』とよばれる木型です。
製品の中が中空の場合や 主型で表現の難しい箇所(肉厚が薄い等)に使用される補助木型です。
この型に砂(鋳物用の砂)を入れ固めて主で作った砂型に収める事により中空や薄い箇所を砂型に作り出せます。



主型(おもがた)は製品の形によっては分割出来るように製作します。
製品がどうしても上手く二つに割れないときに分割する事が多いです。
*砂型から抜けないとき
1上皿の場合 3段にして砂型を取る。
2木型を取ると 主型の形で砂型に中空が出来る
3芯取で砂型を作っておく。
4上記3で作った砂型(芯取)を
2の砂型に収める
5主砂型と芯取を収めた砂型は
製品通りの「隙間」が出来る。
6湯口とあがりを作り 湯を入れる入り口と出口を作る
7砂型の「隙間」に 湯と呼ばれる金属を流し込む。
8金属が冷えたら 湯口・あがりやバリを切り取ると木型と同じ形をした製品が出来る。
*金属には鋳鉄・アルミ・ほう金などがあります。

 

これらの製品を作るための道具の一部を紹介します。道具たちのページへ


▲戻る